
ソケイヘルニア手術の変換

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Polypropylene
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ePTFE
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株式会社メディコン運営サイト:ヘルニア倶楽部




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| BARD社製 | ||
![]() Marlex mesh sheet |
![]() mesh-plug |
![]() Kugel patch |
| Ethicon社製 | ||
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| Prolene mesh sheet | Prolene hernia system(PHS) | |

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パッチ使用がもたらした利点
再発率の低下:
“tension free”修復術は手術後の組織緊張が起きない(少ない)ため、再発率が低く、いずれの術式でも再発率は2%以下とされている。
手技の画一化:
あらかじめ形成されたパッチを使用することによって手技が画一化され、ヘルニア専門施設と一般の施設での再発率の格差もなくなった (画一化された手術=簡便であるという誤解が、不適切な手術を招くという弊害もある….) 。
治療期間の短縮:
鏡視下手術以外は局所麻酔下の手術も可能であり、術後疼痛の持続期間も短くなったため、入院期間の短縮が可能となった。
残されている問題点
術後漿液腫と感染:
パッチを使用することによって、術後漿液腫が増加したが、殆んどの症例では穿刺の必要もなく保存的に治癒する。感染を起こす頻度は増加していないが(当院)
、腸管嵌頓壊死例などcontaminatedな状況下では、やはり感染に強いとされていてもパッチの使用は躊躇われる。術後難治性の感染のためメッシュ摘出を余儀なくされたそけいヘルニア症例は0.2%(1/549例,当院)である。
パッチの収縮・移動:
現在多く使用されているpolypropyleneパッチは、瘢痕治癒の際に収縮を起こすことが知られている(動物実験, 面積で40%↓, 6weeks
:Meddings 1993, Klinge 1999)。現在われわれが施行しうるのは、大きめのパッチを強固な組織に確実に固定することである。
瘢痕による強固な疼痛:
ごくまれではあるが、強固なプレート状の瘢痕形成によるとされる疼痛の報告例がある(文献)。いずれの症例も、瘢痕と正常組織の縁の部分に疼痛を訴えている。
異物反応:
・重量タイプ(Marlex, Prolene,etc)=初期は顆粒球支配の急性炎症反応、3週間は純漿液性の水腫形成。
反応のpeakは2-3週で、2週目以降瘢痕組織がパッチを覆いはじめる⇒瘢痕プレートの形成。
パッチ周辺への急性炎症の波及=精索の硬化など。
家族計画の終了してない若者へのパッチ使用の中止(Stoppa 1999, Hourlay 1997)。
腹膜外炎症の腹腔内への波及=腸閉塞の原因 (Attwood 1994, Leroy 1994, Eller 1997, Vader 1997, Leber
1998, Morris Stiff 1998)。

・軽量タイプ(Prolene Soft, Soft mesh)=単球の支配する慢性のリンパ細胞炎症形態で、多数の巨細胞からなる肉芽腫を伴い、コラーゲン線維は肉芽腫を持つネットの周りに配置⇒弾性瘢痕ネットの形成。
Dacron人工血管使用例での15例の肉腫報告 (O’Connel 1976, Weinberg 1980, Jennings 1988, Weiss 1991)。

いずれの合併症についてもいまだ症例報告である。メッシュが使用されてずいぶん時間は経つが、コントロール下での長期研究が無く、まして数十年単位での観察研究は不可能に近い。したがって、本当に安全であるかどうかの結論は得られていないのが現状。














